2017/09/25 11:19
高校生の生物を履修している時にウイルス、バクテリア、カビについて習った記憶はありますが、どんな違いがあったか忘れてしまった方も多いのではないでしょうか?
微生物...似ているようで、構造も増え方も違うし、抗生物質とかワクチンとか予防や治療の時に使いますがこれらの分類によって使い方が違うんです!
そんな違いを簡単に紹介したいと思います。かなり詳しく知る必要も専門家ではないので、ポイントにしぼってお話しします。
ウイルス、細菌、カビとは?

微生物と呼ばれるが生物学上各々分類がされています。ざっくりこれだけしってればいいポイントを抑えていればオッケーです。
・ウイルス
ウイルスは生物ではありません。たんぱく質でつくられた物質です。え?なんでと思われたかもしれませんが、ただの物質です。
生きていないけど、誰か頼って(寄生)増えることができます。誰かというと、動物などの細胞の中です。
・細菌(バクテリア)
細菌は生物と認められているための条件の細胞を持っているので、一番小さい生物は細菌です。生き物なので、栄養があれば細胞分裂して増えていきます。約30分に1回づつ分裂していきます...24時間たったらすごい数に!?
・真菌類(カビ)
細胞だけじゃなくて、細胞の中にいろいろな機能が入っていることと細胞1つだけじゃなくていくつも入っている多細胞の生物です。なので、私たち人間と一番近いのはカビです。カビの仲間には、キノコもそうだし、白癬菌(はくせんきん)っていって水虫もカビの一種です。
ウイルス、細菌、真菌はどのくらいのサイズなの?
細菌もウイルスも真菌(カビが目に見えるときはものすごい数です!)も実際に見たことないので、いまいち大きさが掴めませんよね。
ミリメートル(mm)までは、学生の時の定規をもっていたので、見たことありますが、マクロメートル(um)とかナノメートル(nn)は実際どのくらいの大きさかわかりませんよね!
まずは、単位の整理からすると分かりやすいです。
1mm(ミリメートル)=1mの1000分の1
1um(マイクロメートル)=1mmの1000分の1
1nm(ナノメートル)=1umの1000分の1
1000分1は大体人と、ダンゴムシくらいの差だとイメージが付きやすいのではないでしょうか。
一般的なウイルスは、0.1umなので100nm、細菌は、1um、カビは1um~10umくらいの大きさです。
参考ですが、pm2.5とは2.5um、花粉が30um、髪の毛は70umくらいの大きさです。
指紋の深さは0.1mm(100um)なので、細菌にとってはグランドキャニオンくらいの溝なんです!
また、ウイルスの大きさ:人間の大きさ≒人間の大きさ:地球の大きさと置き換えることができます!
ミトコンドリアを知っていますか?
ミトコンドリアって聞いたことありますか?細胞の中にあって酸素とブドウ糖を使ってエネルギーを生成しています。しかし、このミトコンドリアって太古昔は、細菌として独立していたのです。
生化学者のニック・レーン氏の本『ミトコンドリアが進化を決めた』の中では、20億年前に、歴史上1回だけ、1個の細胞が別のミトコンドリア細菌を呑み込んで、ミトコンドリアを収めた新しい細胞ができました。
つまり、その20億年前から細胞内のミトコンドリアでエネルギーを作れるようになって進化が始まったそうです。ちなみに、ミトコンドリアを持つものは、この3種類でカビのみです。
インフルエンザには薬があるけど、風邪にはないのはなんで?

インフルエンザはタミフルなどのウイルスを細胞の外に出るのを防ぐ薬があります。しかし、ウイルス自体に攻撃して殺すことはできません。
風邪の原因になるウイルスは200種類以上あり、特定して薬を作るのは困難を極めます。
風邪ウイルスのコロナウイルス、アデノウイルス、ライノウイルスなどがありますが、風邪の原因の3~5割といわれるライノウイルスだけでも、100種類以上あるので、その組み合わせを考えるとお手上げになってしまうのです。
※風邪だと重症化しないので、自然で治癒させようという意図があります。
あなたが買っている風邪薬と一般に販売されているものは解熱・鎮痛作用があるだけで、治療効果はありませんでのご注意ください。結局治療をするよりも予防するほうが健康で過ごせますね。
ウイルスにもワクチンがあるが抗生物質は細菌にだけ効く
ワクチンとは、主に2種類あって、細菌やウイルスの病原性を弱めたもの(生ワクチン)や毒素を無毒化したもの(不活性化ワクチン)で口からまたは、注射にて接種します。
ワクチンによって接種した細菌やウイルスを初めての細菌やウイルスなのでこいつは敵か?どうか認識するのに時間かかります。
※トキソイドもワクチンの一種で、細菌の毒素を無毒化したものです。
しかし、次回以降侵入してきたときには学習済みなので細菌やウイルスを素早く対処できるので、病気にかかったとしても重症化しにくいのです。
抗生物質というのは、細菌の細胞を攻撃して退治します。一方で、何回も使っていくと細菌もやられっぱなしではなく、耐性菌という抗生物質にも耐えるやつも出てくるのです。
耐性菌というのは本当にやっかいで、使えば使うほど細菌に進化のチャンスを与えてしまっています。ここぞ!と言うときに使用したいものです。
そのため、抗生剤使用のガイドラインがあり遵守して適正に使用するようになってきています。
キエルキンはウイルス、細菌、真菌にもエビデンスを取得!
同じ抗生物質を何度も使用していると菌が進化してしまうので、ちょっと発熱とだるさがあるなくらいなら他人にうつすことに気を付けて自然治癒させるほうがいいかもしれません。
※もちろん、生後3か月未満の赤ちゃんは免疫力がないので、すぐに病院にかかるべきです。また、発熱が長期化する、その他の症状がある場合は重症化の恐れもあるので、医師の指示に従ってください。

自然治癒といえば、白血球の働きがかかせません。菌やウイルスを白血球が捕まえてやつつけていきますが、その時に生成して使用しているのが、次亜塩素酸。キエルキンも白血球と同じ作用で、これらのウイルス、バクテリア、カビには一瞬で除去、除菌できます。
しかし、キエルキンは虫に吹きかけたとしても殺すことはできません。治療をする前に、ワクチンやキエルキンを使用して、前もってが大切です!
ワクチンはインフルエンザに関しては型が変わりすぎるので、予防接種の効果は微妙です。(※型が当たれば効果あり)
なので、結果やってもやらなくても変わらないという統計がでていますが、少しでも感染する確率を下げる可能性はあります。
一方、その他の風疹やはしか、破傷風、B型肝炎ウイルスなどの感染症ワクチンを打って予防することができるので、重症化を防ぐためにもしておきましょう!
恐ろしいことに、病原ウイルス、菌の感染症というのは1次感染者から2次感染者とバトンリレーのように広がっていくものです。健康な人の行動よりも、病気にかかった人の行動が感染症を蔓延を防ぐためのポイントです。
以上、ウイルス、細菌、真菌の違いについてとキエルキンの効果の範囲についてお話しました。