2018/01/29 10:16
2018年1月27日フジニュースネットワークの報道によると、岐阜県の病院で、入院患者と看護師あわせて12人がインフルエンザに集団感染し、女性1人が亡くなりました。
インフルエンザの集団感染があったのは、「土岐市立総合病院」で、病院によると、1月15日から26日までに60代から80代の患者10人と看護師2人がインフルエンザに感染したそうです。
引用:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00383243.html
また、2014年には静岡済生会総合病院で97人がインフルエンザに集団感染をし内2人亡くなられました。
医療現場は特にインフルエンザ対策に気を付けないとすぐに蔓延してしまいます。
インフルエンザ予防の一つの対策として挙げられるマスクですが、厚生労働によると「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」と発表致しました。
参考:http://www.sankei.com/smp/life/news/180126/lif1801260043-s1.html
マスクは基本的には感染者が積極的にすることにより感染を抑制することには有効な手段ですが、健康な人がインフルエンザ対策としてマスクをすることは特段効果のある手段ではないということです。
それよりも人込みを避けたり、手洗いをするほうが効果があります。
一方、日本でいう国立感染症研究所のような役割を担うアメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)のインフルエンザ対策について引用します。
医療施設内でインフルエンザウイルスや他の感染因子の感染を予防するには、多面的なアプローチが必要です。インフルエンザの感染は患者、医療従事者、および訪問者の間で起こり得えます。そこで主な予防の手段として下記を行います。
・インフルエンザワクチンの投与
・マスクおよび咳エチケットの実施
・医療従事者のインフルエンザへの適切な管理
・すべての患者ケア活動および感染予防措置の遵守
・環境および工学の感染対策を実施する
引用:https://www.cdc.gov/flu/professionals/infectioncontrol/healthcaresettings.htm
インフルエンザの対策はいくつもの手段をすること
インフルエンザの感染経路として飛沫感染、接触感染、空気感染と多彩なルートから侵入してきます。
医療施設など感染者と接触する場合が多い時にはマスクも効果がない訳ではないと考えます。
また、手を顔に近づけない、手洗いを徹底する、次亜塩素酸水溶液の除菌剤を活用するようにして対策をいくつも張り巡らせることが大切です。
感染してから体内の免疫に頼ったり、抗インフルエンザ薬を使用するだけでは心もとないですね。体内に入ってくる前に環境中でやっつけることが一番効率が良いですね!